ファウストの日記

心理学を利用して苦しみを抜け出し、自分を変えることをサポートします

人の気持ちなんて分からないと割り切れば、とても楽に生きることができます



私たちはよく


人に気持ちになって行動しよう

人の痛みを理解しよう

その人の気持ちになってみろ



などと言われます。
そして、これらの言葉を聞くと、


ああ・・・人の気持ちや痛みが分からない自分はなんてだめなんだろう


と反省したり、自分を責めたりします。

あるいは、


あの人は、どう考え、感じているのだろう


そんなことを思って、一生懸命に人の心を知ろうとする人もいます。

ここで皆さんにお聞きしたいのですが、


人の気持ちや考えを知ることは本当に可能ですか?


ということです。

ここで「知る」とは、観察ができるか、ということです。

もし、観察できるものなら、何らかの手段を用いてできることでしょう。
もし、観察が不可能なことならば、不可能なことをやろうとしても決してできませんから、
苦しみを作り出すだけなのです。

私たちはモノや出来事は観察が可能です。
それは第三者でもできることなのです。

一方、思考や感情は体を解剖しても観察はできません。
ここにこんな思考や感情があると人に示すこともできません。

言葉で表そうとしても、正確にそれらを表現もできませんし、
受け取る側は、さらにその表現した言葉をその人なりに解釈するため
思考や感情をそのまま理解はできません。

ましてや、感情を他人がそのまま体験できることはあり得ません。

つまり、思考や感情は、


他人から観察不可能なものであって、
脳内の電気信号や化学反応から生じる現象


ということができるでしょう。

観察もできず、モノとして存在しないものなのです。

こういったものは幻想や妄想と同じなのです。

私たちが他人の妄想や幻想を見ることもできないし、体験もできないように
他人の思考や感情を見ることも知ることもできないのです。

いや、テレパシーで分かるとかというオカルト話はさておき、
現実として、私たちは知りようがないのです。

ですから、人の気持ちになってみるとか、
人の痛みが分かるとか、そのつらさを分かってみろとか、
というのは、絶対に無理なことなのです。


私の気持ちなんて分からないくせに


と言われたところで、本当に分からないのです。
分かったふりをしても、本当は分からないのです。
絶対に分かりっこないのに、分かろうとすると苦しみます。

私たちが人の思考や感情が分かった気になるのは、


私たちの経験に置き換えて
「たぶんこう考え、思っているのだろう」と自分が解釈している



だけなのです。
ですから、その解釈が当たっていることもありますし、外れていることもあるのです。

つまりは、自分の解釈をしているだけであって、決して人の思考や感情を観察しているわけではないのです。

その人でない限り、思考や感情は決して分かりません。
分からないからこそ、


本当はどう考えているのだろうか


などと、推理したり解釈したりする必要もないのです。
相手の思考や感情を見ているのではなく、自分の思考や感情を見ているだけなのです。

自分の思考や感情を見ていることを忘れて、
それを「事実」として信じてしまうと、
必要以上に苦しみをもたらしてしまいます。


あの人のあの言葉遣いや態度や雰囲気は、
私のことを嫌っているに違いない・・・
その証拠に・・・



と、「〜違いない」ということが自分の解釈、自分の思考や感情であることを忘れて、
あたかも、相手が考えて感じているかのように信じてしまう
と、
このような場合、とても苦しくなります。

そんな経験はよくあることでしょう?

こんな時は、


それは決して、相手の思考や感情ではなく、
たぶん、こう考えこう感じているな、ということが自分の解釈にしか過ぎない事実を知るだけ



でよいのです。

それは、当たりかもしれないし、外れかもしれません。
分からないのだから、仕方ありません。

どんなに考えても、悩んでも


他人の思考や感情は観察できないから分からない
分かったように見えても、それは自分の解釈にしか過ぎない
それは当たりかな、外れかな



と割り切るのです。

そうすると、他人が何を考えているのか、どう思っているのかと
悩み続ける必要はないのです。

もちろん、私たちは社会的に生きていますから、


コミュニケーションとして、人の思いや気持ちを分かったふりをする


ということはとても大切なことです。
しかし、あくまでもふりですから、それは思考や感情を観察できたというわけではありません。


このブログを読んだ後、他人の考えや感情を知ろうとして悩んでいる人を見てください。
そうすると、その人が本当に悩んでいるのは、他人の思考や感情に悩んでいるのではなく、
他人を解釈しているその人の思考や感情に自ら苦しんでいるだけであるのを発見できるでしょう。

こんなふうに苦しんで、一度しかない人生を無駄にする必要はありません。
私たちは生きている代償として、さまざまな苦しみを体験します。
死ぬこと、人と別れること、病気になること、年老いること、願いが叶わないことなどです。
絶対に逃げられない苦しみを私たちは体験しながら生きています。

逆に言うと、これら苦しみがあることこそが、私たちが生きていることでもあるのです。
生きているとこのような、誰もが経験する苦しみがあるのに、
さらに、不必要に無駄で、どうしようもない苦しみを自ら作り出す必要なんてどこにもないのです。


人の考えや思いは決して分からないものだと割り切る
その上で、コミュニケーションとして「分かったふりをする」



それだけでも、人生はかなり楽になるでしょう。

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