ファウストの日記

心理学を利用して苦しみを抜け出し、自分を変えることをサポートします

苦しさ、行き詰まりから抜け出すためのヒント



昨日、電車に乗っていると、やや向かいに座っている人の様子がおかしいのです。
野球帽を目深にかぶり、夜なのにサングラスをした初老の男性。
お風呂に入らず、服も洗濯しないのか汚れがとても目立つ風体でした。

そして、何やらブツブツと言っているのです。

「宇宙・・・洪水・・・地震・・・」

そして、突然大きな声で、

「このままではみんな滅ぶぞ!みんな死んでしまうぞ!!」

彼は一体何を見ているのだろう、何を聞いているのだろう、何を感じているのだろう
と思いました。

彼は彼にしか見えないものを見て、聞いて、感じているのです。
しかも彼は臨場感を持って、今まさに体験している
のです。

しかし、彼の周りにあるものは、宇宙も洪水も地震もなく、
電車乗っている人、座席、窓に流れゆく景色、電車の音と車掌の到着する駅を告げるアナウンスという日常生活があるだけなのです。

彼の頭の中にだけある破滅的な何ものかは、私たちには見えもしないし、聞こえもしないし、感じもしないのです。
私たちが見ることができるのは、彼の頭に浮かんだものに彼が振り回され、苦しんでいる姿しか見えないのです。

まるで一人芝居をしているようです。

そう、一人芝居なのです。
本人にとってはどんなに苦しくて、それが現実のように見えても、他人から見ると一人芝居なのです。

私たちは彼が精神疾患を持っていると考えるでしょう。
確かにそうかもしれません。

しかし、私たち自身も同じことをしているのです。

判断、価値観、理由付け、評価に振り回され、苦しむ私たちと彼の違いはどこにあるのでしょう。

脳内の幻想である思考を事実と信じ、それに基づいて感情を引き起こして行動することは、まさに電車の中で見た彼と同じことをしているのです。

あなたがキライと思っている人でも、他人はそうは思わない人もいます。
全くその人を知らない人は、スキもキライも思わないでしょう。

そもそも「キライ」という判断がなければ、その人は単なる「人」に見えるだけでしょう。
キライな人は外の世界にいないのです。
キライな人は、常に自分の頭の中にだけ存在するものなのです。

しかし「キライ」が事実であり、頭の外にあると信じると、その人を避けたり、戦ったり、悪口を言ったりするのです。




思考は私たちに文明と文化を与えてくれた偉大な働きを持っています。
私たちはその恩恵を享受しています。

一方で、思考は私たちを苦しめることもします。
思考にはダークサイドがあるのです。

私たちが苦しみにもがいているとき、例外なく思考のダークサイドにはまっているのです。
苦しみを感じないようにするために逃げ出したり、思考や感情をコントロールし続けるという過ちを繰り返し続けています。

それで苦しみがなくなったのでしょうか。
いえ、ずっと繰り返し襲ってくるはずです。
繰り返し襲ってくると、同じ対策ばかりをします。

もし、あなたの部下や知り合いに、同じ過ちをし、同じ対策をし、また同じことを繰り返す人がいたとしたらどうするでしょうか。

経験から学ばない人
愚か


と判断してしまわないでしょうか。

まさに私たちは、逃げ出したり、理由づけしたり、思考や感情をコントロールすることによって同じことを繰り返しているのです。

思考は現実そのものではなく、
思考は自分そのものでもなく、
単なる自分の脳が生み出したものに過ぎない
だから、思考に反応する必要はない


それが理解できると、苦しく、そして行き詰まっている状態から抜け出せる大きなきっかけとなります。

思考を観察するマインドフルネスの技法はとても役立ちます。
観察するということ自体、すでに思考は自分とは距離があるものであって、自分自身ではないことを意味します。

私たちを行き詰らせ、やりたいことを阻害しているものは、
実は私たちが生み出す思考が大きな原因
なのです。

何かしようとしてもできない理由を並べてみたり
失敗するかもしれないことを恐れて何もしなかったり


思考の大きな作用は

現状維持(リスクを冒して変化するより、苦しくても現状維持をする)

にありますから、さまざまな理由付けや評価とともに変化を拒むのです。

変わりたい、行き詰まりから抜け出したいと思いながらもそれができないこと自体が、この証拠なのです。

私たちV.d.s.のマインドフルネスは、部屋に閉じこもって喜びを感じるという現実逃避はしません。
むしろ、日常生活において、仕事や対人関係、人生に積極的に使うものなのなのです。

これまで避けていたところ、状況、ものや人に対して積極的にその場に出て行くことでもあるのです。

そうすると、本当に人生は変わります。

これまで苦しく、つらくてできなかったこと、逃げ出していたことに対して、その場に普通に出て行くのですから。

私たちの苦しみは苦しさがあることが苦しいのではありません。
苦しさは生きていると絶対に体験するもので、誰も逃げることはできません。
そうではなく、苦しさのために本来やりたいことができないことが、最悪の苦しみなのです。


もし、皆さんの苦しみや行き詰まりが、頭から消えてしまったとしたら、
この世の中はどんなふうに見えるでしょうか。

きっと、世界がとてつもなく広がり、果てがないように見えることでしょう。
いろんなことをできるように思うでしょう。

思考はともすれば悪霊のようになって、私たちにとり憑き、私たちはそれに苦しめられてしまいます。
苦しんでいる間は、同じことを繰り返し、やりたいことができなくなってしまいます。

一番恐ろしいのは、この悪霊にとり憑かれていることすら分からなくなっていることです。

とり憑いた悪霊を振り払いましょう。
人生は悪霊化した思考のものではなく、あなた自身のものなのですから。

本当に自分を大切にしましょう。



私たちはV.d.s.は、マインドフルネスをできるだけたやすく身につくようにさまざまな研究を重ねています。
さらに、マインドフルネスを中心に、行き詰まり、苦悩に打ちのめされた人たちが根本的に変化できるようさまざまな手法を開発しています。

メンタルサロンhttp://v-d-s.net/?page_id=17296)では、マインドフルネスが初体験で、何をどうやったらいいのかわからないという人にうってつけです。

楽しく、そして身につくものを提供しています。
ぜひ、興味がありましたら参加してみてください。

一緒に楽しみましょう。


◎メンタルサロンで行うこと


■マインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想は、不安やうつなどの改善だけではなく、人生や仕事を豊かにするための大きな力となるものです。
仏教ヴィパッサナー瞑想から宗教色を取り除き、心理的技術として確立しました。

その有用性は、GoogleFacebookが社内教育に取り入れるほどです。

Wikipedia マインドフルネスストレス低減法
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E4%BD%8E%E6%B8%9B%E6%B3%95

ライフハッカー 記憶力や免疫力をも上げる? 「マインドフルネス」とは結局何なのか
http://www.lifehacker.jp/2014/01/140124mindfulness.html

実際に有効と思われるマインドフルネス瞑想を体験します。

■霊気体験

時間があれば、希望者に対して本当の霊気も体験してもらいます。
私たちの霊気についてはこちらを参考にしてください。

【病気のための霊気療法】
http://v-d-s.net/?page_id=15283


【7月メンタルサロン】
霊気などもしますので、ぜひ参加してください。
詳細はこちらから → http://v-d-s.net/?page_id=17296

7/ 2 メンタルサロン 16時
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