苦しんだり悩んだりしているときにやっていること
私たちが人生で苦しい、と思う時、
- 人に裏切られたり、
- 人から見下げられたり、侮辱されたり、
- 人から嫌がらせを受けたり、無視されたり、
- 願いがかなわなかったり…
このようなさまざまな状況にいることでしょう。
しかし、どれにも共通していることは、
- 〜であるべき
- 〜であるべきでない
- 〜しなければならない
- 〜してはいけない
という自分のルールが破られていることです。
たとえば、
- 人は私の悪口を言うべきでない
- 人は私を嫌うべきでない
- 人は私を侮辱すべきでない
- 私の願いはかなうべきである
というようなものでしょう。
この時、何が起きているのかと言えば、現実を思考で否定しているのです。
すでに悪口を言われているのに、
「悪口を言うべきでない」
と思考で現実を否定しても全く無意味なのです。
暴風雨の中に飛び出て、
「暴風雨は起こるべきでない。こんなこと認めない」
と言っているようなものです。
しかし、そんなことを言ってる人を暴風雨は容赦なく襲います。
現実とはこういうものです。
頭の中にあるあるべき理想と目の前に広がる現実には、多くの場合、ギャップがあります。
ギャップがある現実から、頭の中にある自分の理想にいかにして近づくことができるのかが重要であって、けっして
「こんなこと認めない。起こるべきでない」
と現実を思考で否定する必要はないのです。
頭の体操をしているだけです。
このように、すでに起こった現実をありのまま認めず、頭の体操をする時に苦しみが発生します。
現実を思考で否定しても、絶対に確実に疑いもなく負けるからです。
さらにオマケがあります。
現実と思いが一致していない時に、私たちは思考に現実を合わせるために、コントロールできないものをコントロールしようとするのです。
そうすると、もっとつらい苦しみに陥るとわかるでしょう。
しかし、つらくなるのは当たり前なのです。
なぜなら、自分のルールどおりに人や社会は動かないからです。
もし、自分のルールどおりにことを運ぼうとすれば、人や社会を自分のルールに従わせなければならなくなるからです。
これは実現不可能なことです。
そう、人は実現不可能なことを実現しようとすると苦しむのです。
なぜなら、何をどうやったとしても永遠に実現不可能だからです。
さらに次の問題点があります。
そもそも、苦悩に陥る思考や感情はあなたの頭の中にだけしかない、ということです。
同じ状況でも苦悩に陥らない人もいることから、思考や感情は事実ではありません。
もちろん、思考や感情は人からも見えません。
頭の中だけのものです。
こんなものは幻想というのです。
私たちは単なる人を見て、「嫌だ」という自分の思考を被せて「嫌な人」を作り上げています。
「嫌な人」を作り上げるとその人と戦ったり、その人を無視したり、その人から逃げ出したりします。
本当のことを言うと、私たちは決して「嫌な人」を見ていないのです。
単なる人を見て、「嫌だ」という自分の思考を見ているだけなのです。
人を見ているようで、実際は自分の思考を見ているだけなのです。
実際にその人に出会わなくても、思うだけでも嫌な感情や思考が出てきます。
つまり、「嫌な人」は私たちの頭の中にいるのです。
自作自演なのです。
自作自演を忘れて、本気で他人や社会のせいと信じているのです。
もちろん、物理的な被害(殴られる、殴られそうになるなど)があれば、話し合う、戦う、訴える、逃げるなどたくさんの選択肢はあります。
問題は、頭の中の解釈によって、まだ何も起きていないのに、自分の思考や感情に苦しむことなのです。
自分の思考や感情に苦しんで、
それが何かのせいであると信じて、
その何かが自分にとって物理的に解決不能なものであれば、
どうしようもない状態に陥ります。
自らを縛りあげて、自ら歩んでみたい人生や生活から
離れていってるのですから。
物理的に不可能なこと以外は可能なのです。
それを押しとどめているのは、他でもない自分なのです。
- 現実をありのまま肯定すること
- コントロールできるものとできないものを区別すること
- コントロールできないものは無条件で受け入れ、コントロールできるものはコントロールする勇気と行動が必要なこと
- 思考や感情は行動を支配しないこと
- 思考や感情はコントロールできないこと
これらを知り、これらに従った行動をするだけでも世界に対する見方は変わるでしょう。
しかし、そのように行動している最中でも、私たちの思考は
しない理由
できない理由
を囁くでしょう。
思考の内容の「正しい(間違い)」はどうでもいいのです。
内容の「正しい(間違い)」を証明しようとするとすぐ思考のぬかるみに入ってしまいます。
思考は正しいときもありますし、間違いの時もあります。
思考の正しさ、間違いに時間を費やしたところで、一体どんな役に立つのでしょうか。
こういうことは私たちが何度もこれまでやってきて、苦しんできたことです。
そうではなく、その思考が私たちに役立つかそうでないかが、最も大切なことです。
その思考を持つことによって人生が豊かにより良くなるなら持ちましょう。
その思考が単に反対だけ、批判だけを述べて何の対策も示さないなら聞き流しましょう。
それはいつものことですから。
私たちは行動はコントロールできます。
行動のコントロールの積み重ねが、人生を作ります。
そして、どんな行動をとるのか、それこそが私たちがする選択なのです。
逆に言えば、今の私たちは私たちの選択の結果です。
もし、今が苦しくつらく、何かに行き詰まっているなら、新しい選択をしましょう。
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