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ファウストの日記

心理学を利用して苦しみを抜け出し、自分を変えることをサポートします

今度は禁煙 - さまざまな思考を観察して別な行動をする

私は喫煙者です・・・

というより、喫煙者でした。




少し前にダイエットのお話をしましたが、今度は禁煙を始めたのです。

実はタバコだけはやめたいとは思わず、ずっと続けてきたのですが、

もう何十年もの愛煙家の私が禁煙したらどうなるだろう

という悪戯心が起きたのです。

ダイエットと同じように、決めたらその瞬間から始めます。

そうすると、いろいろな思考が湧き出てくるのです。

もし禁煙できなかったらどうしよう
禁断症状にはどう立ち向かおうか
1本吸ってしまったら失敗かな
今ここでの1本くらいはいいだろうかな


などなど、禁煙を失敗させようとする思考が湧き出てきます。


ダイエットも同じなのです。
食べないダイエットを考えただけでも(まだダイエットをしていないにもかかわらず)

栄養が足りなくなって体を壊したらどうしよう
少しずつでも食べよう
空腹に絶対に負けてしまう
拒食症になったらどうしよう
空腹という体の感覚は我慢できない
少しくらいなら

こんな思考が山のように湧き出てきます。

これまでやってきたことをやめようとすると、
思考は現状維持作用を持っていますから、
新しいことにあれやこれやと言い続けて反対
します。

しかもその内容ももっともらしい理由づけや評価、判断を伴っています。

結局は思考の言うとおりに行動すると、ダイエットも禁煙もできないのです。
肥満と喫煙者のままでいるだけです。






私たちはこんなことを自分で繰り返して挫折してきたのです。

あるいは、こういう考えと戦おう!と決意したとたん

もっと食べたくなりますし、タバコを吸いたくもなります。
食べ物やタバコを見るたびに我慢と言い聞かせているのですから、
ますます欲求が強くなるばかりです。

このような心の中の戦いのために、本来やりたいことすらできなくなります。

食べ物を避けるあまり、友人や同僚たちとの飲み会を断ったりするでしょう。
タバコを避けるあまり、タバコを吸う友だちとの交流も断るかも知れません。

これまで普通にできていた人間関係も普通ではなくなるかも知れません。

でも安心してください。

頭の中に思い浮かぶのは、単なる思考なのです。
自分の頭の中だけの幻想や妄想なのです。
どんなに現実のように感じても、それらには実体がないのです。


しかし、それに拘ると(つまり、考えていることがすなわち事実であると信じてしまうと)戦いや回避が起きます

人が思い悩むのは、そのことを考えて拘っているときだけなのです。
頭の中に雲のように思い浮かんでいるものと、その思考の存在を認め、
そしてその考えを持ちながら自分がやりたいことをすればいいのです。

空腹だから何かを食べたいとかタバコを吸いたいという身体感覚や衝動も、ただそれだけのことです。
これらの状態が常態となれば、気になる程度であって、苦しむものではないのです。

しかし、このような身体感覚や衝動をきっかけとしてたくさんの思考や感情が湧き出てきます。
それらを信じてしまうと、苦しくなりますし、苦しいからこそ戦ったり、挫折したりするのです。




水中に投げ出されたとき、このままでは死んでしまうという考えや感情を信じると、
これらと戦うためにもがいてしまいます。
もがくともっともっとおぼれてしまいます。
おぼれると、それが恐怖を引き寄せて、もっともっともっともがき、ついにはおぼれ死にます。

本当は、何もせず力を抜いて浮かぶといいのです。


私たちは、おぼれてしまう人のように思考や感情のトラップにはまってしまって、
もがき苦しみ、ダイエットや禁煙ができないのです。

身体感覚や衝動はそのままに、そこからわき上がる思考や感情もそのままに、そうするだけなのです。

ダイエットも禁煙もそれが義務になると続きません。
ですから、私は目標も設けないし、目標を公言もしません。

よく自己啓発セミナーなどでは目標を明らかにして、それに向かうんだ、といわれていますが、
そんなことをしたら義務になってしまいます。
義務になると自分の思考や感情と戦ったり、逃げ出したりします。

戦う相手は他でもない自分の思考や感情を相手にです。
自分の思考や感情相手に戦うことほどつらいものはありません。
というのは、生きている限り頭の中での永遠の争いがあるだけで、絶対的な勝利も敗北もないからです。




もし、思考や感情相手に勝利があるというならば、
悩みや苦しみなんてないはずですが、そんなことはないでしょう?
勝ったり負けたりという戦いがあるだけなのです。
そして、この戦いこそがとても苦しいものなのです。

ダイエットにしても禁煙にしてもやりたいからやっているだけなのです。
目標はありません。
自分がこれでいいと思ったときにやめればいいだけなのです。

義務ではなく、やりたいからやっているに過ぎないのです。
そこには意志の強さも必要ありません。
思考や感情を浮かばせるままにし、身体感覚や衝動をそのまま認めて、それとともにいるだけです。

何の努力も必要はありません。

たぶん結果的には体重も喫煙も改善されていることでしょう。

ダイエット中でも、飲み会の誘いがあれば行けばいいのです。
そしてたくさん食べながらも、誘いがないときはダイエットをすればいいのです。
生活に制限を与えて苦しむのは、本末転倒ですし、そもそも思考や感情と戦って勝つことなんてできません。

このように言うと、

私にはできない
我慢がなかなかできない
ついついやってしまう
意志が弱い
おまえだからできる


などと理由づけや評価をする人がいますが、
どんなに理由づけをしても、そう言っている人が肥満と喫煙者であることには変わりないのです。






頭の中にある思考や感情という幻想や妄想に行動が支配された肥満と喫煙者が、
どんなにできないことを力説しても現実は何も変わらないですし、
そうやっていること自体が、肥満や喫煙者であることを選択している行動そのものなのです。

思考や感情が決して事実ではなく、事実の解釈に過ぎないこと
それらは実体があるものではないこと
思考や感情は行動を支配しないこと


これらが分かると、いろんなことができます。
いろんなことができるのは、思考や感情に行動が邪魔されなくなるからです。

物理的に不可能なことは誰にも出来ませんが、
そうでないことは、思考や感情が行動の障害になっているのです。


私の禁煙は今も続いています。
禁煙というより、タバコを吸わない状態が続いているという方が正しいでしょう。

努力してタバコをやめているわけでもなく、
いろんな思考や感情、衝動と共に、吸わない状態が続いています。

とても楽です。

思考や感情との関わりを変えること
思考・感情と行動との関わりを変えること


これらは魔法のようにすぐにはできません。
自動車を乗るときのように練習が必要です。

身につけることが必要です。

これらを体得できるとき、人生は大きく変わります。




考えてもみてください、私たちが苦しみ悩む大半は頭の中の思考や感情によるものだからです。
思考や感情は無くすことはできませんし、コントロールもできません。
しかし、それらを持ちながら行動は別にできます。

思考や感情が、行動しないことの理由にはならなくなります。

そうなれば、私たちは人生を圧倒するような苦しみの真っ只中でも、
それでも自分が大切にしたい人生の方向に歩くことができます。

私たちが日常生活で悩みや苦しみと思っているいろいろなことでも、
それらをすり抜けて価値ある人生を歩むことができます。

何も宗教やスピリチュアルなものに頼る必要はありません。
薬やお酒にも頼る必要はありません。
「悩みをなくしてほしい」という都合のいい対症療法に頼る必要もありません。

マインドフルネスや最新の認知行動療法などの科学的手法によってこれらは可能なのです。

一時しのぎの対症療法をしながら、人生に制限を与えたまま生きてゆくか
人生そのものを根本から見直して、人生のセラピーを行うか
あるいは、なんとかしたいとつぶやきながら何もできないまま生きてゆくか

これらは誰のせいでもない、自分の選択なのですから

自分を変えるために、一度本当にまじめに考える機会があってもいいのではないでしょうか

私たちは、物理的に不可能なこと以外、
どんなことでもできるのですから


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