ファウストの日記

心理学を利用して苦しみを抜け出し、自分を変えることをサポートします

自尊心にこだわる必要はありません ー 思考や感情の支配から抜け出す

以前、自尊心のお話をここに書いたことがあります。




・どうせ自分はダメだ
・何やっても長続きしない
・みんなにバカにされるほど愚かだ
・自分は人より劣っていて、不快で生きる価値がない人間だ
・自分勝手でいつもトラブルばかり起こしている


こんなものはほんの一部です。
もっともっといろんな考えが自尊心についてあることでしょう。
逆に他人を見下すような考えを持っていたとしても、
それが実は上に書いたような考えの裏返しであることはよくあることでしょう。

さて、自分について考えるとき、上に書いたような考えが私たちの頭を占めることがあります。
私たち人間はなんらかの形で他人と関わらないでは生きていけない動物です。
どんなに孤独を望んだとしても絶対に人と関わらないで生きることはできません。

集団生活は人類にとって必要なものなのです。
これは太古に私たち人類が集団生活をしなければ、
他の強い動物に襲われて死んでしまうからでした。

そして、集団生活をする際に私たちは他の人と比較して劣っているかどうか、
違っているところはないかどうかなどを常に比較し、その集団内にとどまろうとしていました。
なぜなら、その集団から放り出されること自体が死を意味するからです。

これらの習性は、現代の私たちにも引き継がれています。

ここでお分かりかと思いますが、「比較」もまた思考の働きであることです。
思考自体はもともとネガティブなものであることは、これまでのブログで繰り返し述べてきました。
ですから、「比較」自体もネガティブなものになりがちなのです。

私たちは思考を事実としてそのまま受け取る習性がありますから、
これらのネガティブな比較もまた事実として受け取り、それを信じて行動します。




なん度も言いますが、

思考は事実の解釈であって、事実そのものではありません。
思考は脳内の作用によって生まれるものであり、その内容はその人だけのものです。
思考は他人から観察することもできず、実体としても存在しないものです。

こんなものは脳内に浮かんだ幻想や妄想と同じものであるのに、
私たちは

考えたことが事実

とあまりにも簡単に信じ、受け取り、行動します。

つまりは、幻想や妄想と同じ思考に支配された行動を取っているだけなのです。
思考の発生も内容もコントロールできませんが、
私たちはコントロールできない思考をコントロールしようとして苦しんでいます。

思考はさまざまな理由づけをし、もっともらしい判断をするなどして、
あたかも思考が事実であるかのように私たちに提示します。


自尊心というものも、実は思考が作り出した

自分に関しての意見や物語

に過ぎないのです。

そして、その意見や物語は

自分という事実についての解釈であって、
自分そのものを表しているのではない


のです。

しかし、私たちはいちばん最初に書いた意見や物語を事実である証明をするために、
その意見や物語に合う記憶やイメージ、感情だけを取り出して理由づけにしようとします。

そして、自尊心を維持すると称して、
いいことだけを考える、いい気分になるあらゆることをしようとします。

気分やイメージというものは移ろいゆくものです。
いい気分だけを思い続けること不可能ですし、
気分という感情もまたコントロール不可能なものなのです。

さらに、自尊心に関わることとなると、いい気分を保つために、
常に劣った存在でないことを証明し続けなけなければならないのです。

そんなこと不可能なことでしょう。




ちなみに

私はこの世でたった一つの尊い存在であり、
かけがえのない、立派な存在である


と本気で思うことができますか?

一時的に思ったとしても、

そんなことはない

と思考が必ず囁きます。

これが私たちの思考の仕組みなのです。





思考や感情をコントロールし続けるということは、
このように

一時的にはうまくいっても、長期的には同じことを繰り返す

ことをやり続けているだけなのです。

その証拠として、

今の自分がここにいる

のです。

自尊心というものは、自分に対する判断や評価という思考が作り出した
物語や意見に過ぎず、それはあなた自身と同じではありません。

あなた ≠ 評価 = 事実の解釈 ≠ 事実


なのです。

あなたは「自分が愚か」ではなく、

自分が愚かという思考を頭の中に持っている

というのが事実なのです。

いろんな考えを持つこと自体は当たり前のことです。
しかし、考えは行動を支配しません。

・考えや感情は単なる頭の中に発生した実体のないもの
・それらはどんな内容であれ持つことはできる
・むしろ、それらを失くしたり、忘れたり、コントロールしようとすると悪化する
・考えや感情とは関係なく、行動できる


これらを体得できるとき、人生は大きく変わります。

考えてもみてください、私たちが苦しみ悩む大半は頭の中の思考や感情によるものです。
思考や感情は無くすことはできませんし、コントロールもできません。
しかし、それらを持ちながら行動は別にできます。

思考や感情が、行動しないことの理由にはならなくなります。

そうなれば、私たちは人生を圧倒するような苦しみの真っ只中でも、
それでも自分が大切にしたい人生の方向に歩くことができます。

私たちが日常生活で悩みや苦しみと思っているいろいろなことでも、
それらをすり抜けて価値ある人生を歩むことができます。


何も宗教やスピリチュアルなものに頼る必要はありません。
薬やお酒にも頼る必要はありません。
「悩みをなくしてほしい」という都合のいい対症療法に頼る必要もありません。

マインドフルネスや最新の認知行動療法などの科学的手法によってこれらは可能なのです。

一時しのぎの対症療法をしながら、人生に制限を与えたまま生きてゆくか
人生そのものを根本から見直して、人生のセラピーを行うか
あるいは、なんとかしたいとつぶやきながら何もできないまま生きてゆくか


これらは誰のせいでもない、自分の選択なのですから

自分を変えるために、一度本当にまじめに考える機会があってもいいのではないでしょうか

私たちは、物理的に不可能なこと以外、
どんなことでもできる


のですから




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私たちV.d.s.には活き活きと生きるための大きな三本柱があります。

もし、頭から湧き出す思考や不安などの感情に左右されない行動をとることができたとしたら、
一体私たちはどうなることでしょうか。 (マインドフルネスなどの使用)

もし、原因の追及に力を注ぐ問題志向ではなく、
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一体私たちはどうなることでしょうか。 (解決志向型の戦略)

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