ファウストの日記

心理学を利用して苦しみを抜け出し、自分を変えることをサポートします

プロの患者と呼ばれる人



数日前に心理療法をしている私の友人から

なかなか改善しない人がいるので手伝って欲しい


との連絡があり、急遽ヘルプをしに行きました。
対象の方は医師からの紹介を受けてやってきたのですが、
うつ、適応障害、パーソナリティー障害などを持っているとのことで、
長年投薬を受けながら心理療法の併用を3カ月ほどしているそうです。

友人の事務所で、その方が来るまでにこれまでの経過とともに、
その人の名前と住所を見て、あることを思い出しました。

その方は、私の別の友人のカウンセラーのところに出入りしていた人だったのです。
それはもう4年くらい前のことです。
その別の友人も手こずった人でした。

最初のうちは

つらい
何とか立ち直りたい
そのためにはどんなことでもする

と言うのですが、

催眠を使用する直前にコーヒーを飲んできたり、
心理療法に非協力的になったり、
薬や症状の説明を専門家顔負けに説明したり、
論争を挑んできたり、論破しようとしたり、


挙句には、

どれほど苦しいか人にはわからない
障害者だから
病気だから


と苦しさや障害者で自分を守ろうとしているような人でした。

守っている自分こそが改善が必要であることすら忘れて、
あらゆる理由づけで自分を守ろうとしていました。




医師やカウンセラーに対して

お金がない
時間がない
私にはできない
治る希望が持てない
私のことなんて誰にもわからない
今すぐここで死にたい
病人に配慮しろ
病人である私にはあなたの言うことはつらい


こう言い続け、医師やカウンセラーを変えながら
少なくとも4年間は現状を維持
し続けているのです。

自分を変えるために、変わらない理由づけを人に訴えながら、
どうして変わることができるのでしょう。


そして、変わらないためのいろいろな理由づけは
頭の中の出来事であり、本人を支配しないのはもちろんのことです。
その理由が、たとえどんなに本当に見えても、
頭の中にしかない理由がその人の行動を支配することはないのです。
それが行動を支配していると、そう思っているだけなのです。

頭の中の囁きはもっともらしいものばかりです。
しかし、どんなにもっともらしいものであったとしても、

それを信じたら、変わらない自分がいる現実

には変わりありません。

そして、その自分を変えたいと思っているにもかかわらず、
変えない理由づけを必死で訴えること自体、

今の苦しい状況を維持していることに変わりはない

のです。

多くの場合、改善するより、今の状況でいる方が何かしらのメリットがあると感じているのです。
こういったものを、以前にも書きましたが

疾病利得

というのです。

疾病利得がある限りは、改善はできないでしょう。

ミルトン・エリクソンすらこういった人のことを

プロの患者

として退けていました。

私は友人にその方の心理療法をすぐにやめるように助言しました。
その方にとっても、その友人にとっても労多くして益はない、無意味だ、と。

4年前の別な友人は、その方に

その病気を改善するためにここに来ているのに、
病気を理由にできないことばかり言うと、改善すらできないですよ


と言ったとたん、怒ってそのまま来なくなったようです。




人生で最も大切な自分自身の生活や人生の目標を邪魔している
さまざまな障害を除去するために、

自分にはできると思わない
時間がないと
お金がかかる
いずれまた
成功する保証が完全にあるなら
場所が遠すぎる
そんな余裕すらない


という理由がどれほど意味がないか分かり、行動できる人は
きっと症状も捨てることができる
でしょう。

避けたいことからさまざまな理由をつけて避け続けている限り、改善の道は遠いものです。
避けたいことに対して、それを受け入れる気持ちが症状を捨てさせるのですから。

もし、その症状がなくなったら、避けていたことと対峙してしまうのです。
そのことに不都合がある人は、症状を持つことを選択しやすくなります。


しかし、避けていたことに対して前向きに取り組み、たとえ不快であったとしても、
それを受け入れる人は、症状を捨ててしまいます。





私たちのプログラムはそういった人たちのお手伝いができるものとなっています。

思考や感情が、生活や人生に対して大きな影響力(悪い意味での)を持たなくなるとき、
いろんなことを楽しむことができるようになります。

なによりも、人生は嫌なことがたくさんあります。
望まなくてもやってきます。
それでも、それとともに、それもまた人生の一部なのですから、
それらを受け入れて、それらとともに歩むことはできますし、
それしか方法はないのです。

なぜなら、現実に起きたことを思考で否定したり、感情をごまかしたりしても、
現実は現実
なのですから。




マインドフルネスは、ビジネスで成功したり、幸せを感じ続けるようなものではありません。
私たちに役立たない影響を及ぼす思考や感情の影響力を低減する方法なのです。

地道ですが、確実に変化をもたらすものでもあります。
症状の有無にかかわらず、自分自身を向上させたい人にはうってつけのものでしょう。


私たちの人生は一度きりで、いつ終わるか分かりません。
とても大切なものなのです。
だとすれば、苦しみの中で人生を浪費するより、苦しみがあっても、
それでも活き活きと生きる人生を歩みたいものです。

なぜなら、苦しみがない人生なんて単なる妄想であり、苦しみは放っておいてもやってくるものだからです。
妄想を求めると人生はますます苦しいものとなります。
生きる代償として苦しみはあります。
この現実を受け入れて、苦しみとの関わりを変えながら、
私たちは、物理的に不可能なこと以外は、できるのですから。



私たちV.d.s.には活き活きと生きるための大きな三本柱があります。

もし、頭から湧き出す思考や不安などの感情に左右されない行動をとることができたとしたら、
一体私たちはどうなることでしょうか。 (マインドフルネスなどの使用)

もし、原因の追及に力を注ぐ問題志向ではなく、
原因はともかく今から未来に向けての解決志向を基本原理とするならば、
一体私たちはどうなることでしょうか。 (解決志向型の戦略)

もし、私たちが持っている自己治癒力を増進するかもしれないものを
最大限に増強することができたとしたら、一体私たちはどうなるでしょうか。


この三つを軸に私たちはさまざまなことを考え、実践しています。

その目的は

一度しかない人生を活き活きと生きる

ということに尽きます。




◎メンタルサロンで行うこと

私たちはV.d.s.は、マインドフルネスをできるだけたやすく身につくように
さまざまな研究を重ねています。
さらに、マインドフルネスを中心に、行き詰まり、苦悩に打ちのめされた人たちが
根本的に変化できるようさまざまな手法を開発しています。

メンタルサロンhttp://v-d-s.net/?page_id=17296)では、マインドフルネスが初体験で、
何をどうやったらいいのかわからないという人にうってつけです。

楽しく、そして身につくものを提供しています。
ぜひ、興味がありましたら参加してみてください。

一緒に楽しみましょう。


■マインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想は、不安やうつなどの改善だけではなく、
人生や仕事を豊かにするための大きな力となるものです。
仏教ヴィパッサナー瞑想から宗教色を取り除き、心理的技術として確立しました。

その有用性は、Google社やFacebook社が社内教育に取り入れるほどです。


■霊気体験

時間があれば、希望者に対して本当の霊気も体験してもらいます。
私たちの霊気についてはこちらを参考にしてください。

【病気のための霊気療法】
http://v-d-s.net/?page_id=15283


【9月メンタルサロン】

霊気などもしますので、ぜひ参加してください。
詳細はこちらから → http://v-d-s.net/?page_id=17296

他のセミナーが入るとメンタルサロンは中止になります。

9/14 メンタルサロン 19時
9/18 メンタルサロン 16時
9/28 メンタルサロン 19時


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【私たちについて】
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