自分で決めて、自分で苦しむ ~ 私たちが苦しむ仕組み
とても悩むようなことがあるとき、私たちはどうするでしょうか。
ネガティブな思考や感情をなくそう
忘れよう
ポジティブに考えよう
それらと直面することなく他のことをして回避しよう
ということをやり続けてきたことでしょう。
つまり、
自分が作り出している思考や感情と戦ったり
思考や感情をなくそうとしたり
思考や感情をなかったものとしようとしたり
物を修理するように都合がいい思考や感情に一部を置き換えようとしたり
都合が悪い思考や感情と直面するのを避けて回避・逃避したり
してきたはずです。
それで、二度と思考や感情に苦しめられることがなくなった人はいるでしょうか。
何度も同じたとえをしますが、
知人や同僚、先輩や後輩で
ある状況になると同じ失敗をして、アドバイスを受けるとその時だけは何とかこなせる状態が30年続いている人
についてどう思うでしょうか。
アドバイスによって短期的には解決するけれど、
長期的には何の進歩もなく、それ以上の何かを任せることができなくなってしまいますよね。
つまりは、その人には他のことをしてもらう必要はなくなりますし、
そもそも今の状態でも不必要かもしれないでしょう。
私たちが苦しみに出会ったとき、やり続ける方法も似たようなものです。
そんなことをしても「不快」と判断した思考や感情は人生においてずっと付きまといますし、
一生懸命にそれらと戦ったり、逃げ出したりしている間、
本来やりたいことができない
ことに気がつかないものです。
私たちは
「不快なもの」=不幸なこと
という信念や価値観を持ち、
「幸福」=「不快なものがない状態」
という思い込みがあるのです。
不快なものがない状態というのは、現実にはあり得ないものだと言うこともわかっています。
にもかかわらず、それらを求めて同じことを繰り返してしまいます。
なぜならその方が手っ取り早いからです。
しかし、いくら手っ取り早いからといっても効果がないものまで同じことを繰り返して苦しむ必要はありません。
では、どうして効果がないとわかっているのに繰り返してしまうのでしょう。
それには3つの理由があります。
一つは、それしかやり方を知らないからです。
二つ目は、新しいことをするにあたってはそれをリスクと捉え、結果的に今やり続けていることが効果がないことを分かっていてもそれをやり続ける方がマシだと考えるからです。
三つ目は、不幸なことに、たとえ効果がない方法でも短期的には一時しのぎになるからです。
この三つの理由の根底には、
実は、快・不快を決めているのは自分自身であることを忘れている
のです。
いろんなものや人、出来事を見てみましょう。
自分の評価や理由付け、価値観、信念を取っ払ってみてみましょう。
もし、そんな思考や感情がなければ、それらのものはどのように見えるか見てみましょう。
多分、そこには意味がないものだけがあることでしょう。
本来は、それらには意味がないものです。
ただ出来事が発生し、人やものがそこに存在するだけなのです。
それに意味や理由、評価を与えているのは、他でもない
自分自身
なのです。
だからこそ、同じものを見ても、同じ体験をしてもある人は「良い」と評価しますが、
別な人は「悪い」「興味がない」などと評価します。
もし、自分の意味づけや評価、理由付けが「事実」ならば、
人によって考え方や感じ方が違う内容になるはずはないでしょう。
現実はそうではありません。
私の中ではそれは事実である
という言葉自体、私がそう決めている、という証拠なのです。
自分自身が決めただけのものは「事実」とは言いません。
他人には全く関係がないからです。
これらからわかることは、
自分が決めた意味付け、理由付け、評価などに自分が苦しんでいるだけ
ということになります。
その人にとって「不快なもの」は実は自分の外にあるのではなく、
自分が「不快」と判断したものを本来は意味がない出来事や人やものにかぶせてみているだけなのです。
つまりは、
そう判断する自分がいるところ、どんなものに対しても
「幸福でないもの」=「不快なもの」を発見できる
ということになります。
自分で「不快なもの」を決めて、自分でそれらと戦っているだけ
なのです。
そして、恐ろしいことには、それらと戦ったり逃げ出したりしていると
対人関係や対社会関係とのトラブルが増え、
活き活きと生きることができなくなり、
人生の幅が狭くなります。
どこに行っても、何をしても「不幸」に襲われて
その対策を講ずることになります。
思考や感情の発生をなくすことはできません
思考や感情の中身を変更することはできません
これらは自動的に頭の中に発生するものです。
他人には関係のないものであり、他人からは見えないものなのです。
幻想や妄想と同じなのです。
頭の中だけの幻想や妄想を真実と信じて、それらの対策を講じていることに気がつくことがとても大切なことでしょう。
どんな内容に思考や感情があったとしても、これらを幻想や妄想とわかれば、
それらを信じて行動することはなくなります。
思考や感情は本来は行動を支配しないのです。
しかし、それらに支配されてしまうならば、その行動は本当の意味で不幸なものとなるでしょう。
思考や感情は、とてもランダムなものなのです。
そのランダムに発生する内容を信じてしまうと、
やりたくないと思えば行動をしないし、嫌だと感じたらそれらを避けてしまうのです。
それはわかるが、自分にはできない
という人は、本当は分かっていないのです。
分かっていないからこそ、思考や感情を事実だと信じ、それを信じるから
できない
ということになるのです。
私たちは困ったことがあると、他人や社会を変えようとします。
それは自分の心の幸せ(不快なものがない状態)を実現するためです。
しかし、不快な状態は、自分が勝手に決めていることであって、
生きている限りそんなものはなくならないのです。
実現不可能なことを求めて、当たり前のように苦しみ、
それにもかかわらず同じことを繰り返し続けるのです。
「不快なもの」は生きている限り何をしてもなくならない
これが現実であり、現実をいくら思考で否定しても現実に勝つことはできないのです。
もし、これまで繰り返してきて、長期的に見て効果がない方法のための努力のわずか1パーセントでも、自分を変える本当のトレーニングをするなら、
今のように苦しみに陥るたびに同じことを繰り返す自分はなくなっているでしょう。
それがなくなっていないのは、本気で自分を変えようとしなかったその結果にしか過ぎないのです。
むしろ、それらが幻想や妄想であると看破して、それらがあっても、それらとは関係なく行動できるようにすることが、
活き活きと生きる人生につながる
のです。
私たちV.d.s.には活き活きと生きるための大きな三本柱があります。
もし、頭から湧き出す思考や不安などの感情に左右されない行動をとることができたとしたら、一体私たちはどうなることでしょうか。 (マインドフルネスなどの使用)
もし、原因の追及に力を注ぐ問題志向ではなく、原因はともかく今から未来に向けての解決志向を基本原理とするならば、一体私たちはどうなることでしょうか。 (解決志向型の戦略)
もし、私たちが持っている自己治癒力を増進するかもしれないものを最大限に増強することができたとしたら、一体私たちはどうなるでしょうか。
この三つを軸に私たちはさまざまなことを考え、実践しています。
その目的は
一度しかない人生を活き活きと生きる
ということに尽きます。
もちろん、これらを身につけることはすぐにはできません。
これらは魔法ではないのです。
しかし身につけると人から見たら魔法のように見えます。
そして、きちんとエクササイズをこなしてゆくと誰でもできるものです。
本当に自分をよりよく変えて、活き活きと生きたいという強い気持ちが変化する自分を支えます。
同じことを繰り返して今のままにとどまるか、
一度しかない人生を活き活きと生きるか、
それは選択であり、今の自分こそがその選択の結果なのです。
そして、これからの選択もできます。
◎メンタルサロンで行うこと
私たちはV.d.s.は、マインドフルネスをできるだけたやすく身につくようにさまざまな研究を重ねています。
さらに、マインドフルネスを中心に、行き詰まり、苦悩に打ちのめされた人たちが根本的に変化できるようさまざまな手法を開発しています。
メンタルサロン(http://
楽しく、そして身につくものを提供しています。
ぜひ、興味がありましたら参加してみてください。
一緒に楽しみましょう。
■マインドフルネス瞑想
マインドフルネス瞑想は、不安やうつなどの改善だけではなく、人生や仕事を豊かにするための大きな力となるものです。
仏教のヴィパッサナー瞑想から宗教色を取り除き、心理的技術として確立しました。
その有用性は、Google社やFacebook社が社内教育に取り入れるほどです。
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時間があれば、希望者に対して本当の霊気も体験してもらいます。
私たちの霊気についてはこちらを参考にしてください。
【病気のための霊気療法】
http://
【8月メンタルサロン】
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8/ 7 メンタルサロン 16時
8/10 メンタルサロン 19時
8/13 霊気の源流を訪ねる旅行
8/21 メンタルサロン 16時
8/24 メンタルサロン 19時
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