ファウストの日記

心理学を利用して苦しみを抜け出し、自分を変えることをサポートします

私たちは物理的に不可能なこと以外、何でもできます その2




私たちには驚くべき力があります。

と言うと、ほとんどの人は眉に唾を塗ることでしょう。
これは、決してオカルトでもなく、スピリチュアルでもなく、ハッタリでもありません。


という前書きで前回のブログは始まりました。
今回もその続きです。

私たちV.d.s.には大きな三本柱があります。


もし、頭から湧き出す思考や不安などの感情に左右されない行動をとることができたとしたら、一体私たちはどうなることでしょうか。

もし、原因の追及に力を注ぐ問題志向ではなく、原因はともかく今から未来に向けての解決志向を基本原理とするならば、一体私たちはどうなることでしょうか。

もし、私たちが持っている自己治癒力を増進するかもしれないものを最大限に増強することができたとしたら、一体私たちはどうなるでしょうか。



この三つを軸に私たちはさまざまなことを考え、実践しています。

その目的は

一度しかない人生を活き活きと生きる

ということに尽きます。

生きることは、例えて言うと

スキーをすること

に似ています。




山頂からロッジまで降りることなら、別にスキーをするだけではなくリフトで降りればいいのです。
そうではなく、スキーをすることとは、山頂からロッジにまで降りてくるそのプロセスが

スキーをすること

です。




つまり、何かを達成してそれで終わりというものではなく、途中のあらゆることを体験しながらロッジにまでスキーをしながら降りてくることなのです。

もし、自分が転ばず、傷つかず、人にもぶつかる危険が絶対にないことを望むならば、
永遠にスキーはできないでしょう。
山頂のとどまることしかできなくなりますし、仮にスキーをしたとしても、それを楽しむことができなくなります。
そもそもそれはスキーではなく、苦行のようになってしまうかもしれません。

私たちは避けることができないものは受け入れざるをえないのです。
そして避けることができるものは避ける必要があるのです。


ほとんどの苦しみは、避けることができないものを

「こうあるべきではない」

とすでに起こっている現実を否定して苦しんでいるのです。

このように、私たちは物理的に不可能なことに対してまで、それをコントロールしようとして苦しみます。
つらいことや落ち込むこと、絶望などは決して避けることはできません。
放っておいてもそれらの方からやってきます。

これらを避けるための努力(物理的に不可能なことですが)をし続けている状態こそ、

本当の意味で苦悩に陥っている時

なのです。

物理的に不可能なことは誰もできません。
しかし、そうでないことは、誰でもできます。
それができないのは、自分が持つ思考や感情が妨げになっているからなのです。

自分の思考や感情が足かせとなっていることが分かっていたとしても、
それでも、うまくいかない原因を社会や他人に求めたり、
そもそも物理的に不可能なことを望んでいるのに、それが達成できないこと(当たり前のことですが)に絶望するのです。

私たちV.d.s.の三本柱をすべて身につけたら、たぶん人生を好きなように生きることができるでしょう。
精神的に落ち込むことがあったとしても、すぐに回復し、過去に縛られるわけでもなく、解決のために自分が持っている能力を最大限に使うことができるからです。





変えることができるのは、自分だけなのです。
その自分を具体的にどう変えるのか、私たちはそんなことを研究し、自分たちで実践してきました。

この三本柱を身につけたら、文字通り、人から見たら魔法使いのように、超人のように見えるかもしれません。
しかし、これらは誰でもエクササイズで身につけることができるのです。

今日は三本柱のうち


もし、原因の追及に力を注ぐ問題志向ではなく、原因はともかく今から未来に向けての解決志向を基本原理とするならば、一体私たちはどうなることでしょうか。


について述べます。

私たちは何かが発生し、それが上手くいかないなら、その原因を特定し、対策を考えることでしょう。
それが上手くいっているならば、それをやり続けることが必要です。
また、科学の分野になると、原因と結果ははっきりとしています。

しかし、原因が特定できない時、あるいは原因を特定してもそれが解決に結びつかない時、あるいは原因を特定するという行為自体が苦悩の回避となっている場合解決を優先することが重要となります。

地震で建物が倒壊して、その下敷きになっている人が助けを求めている時に、地震の原因や建物が倒壊する原因となった耐震性や地盤の強さを究明することが、どんな助けになるのでしょうか。




心の問題もまた、科学と同じようなものだと信じて、必死で原因を突き止めようとしてしまう傾向があります。
その原因がわからないことには、解決がないと強迫観念のように持ってしまいがちです。
ここに私たちが犯しやすい過ちがあります。

たとえば、何か上手くいかない原因を過去の生い立ちやトラウマなど、過去の出来事に求めようとすることです。

過去はすでになく、現在の自分を縛っているのは「過去にそういうことがあった」という

今の自分の思考

なのです。
過去は今になく、すでにない過去は現在を縛りません。


さて、本人でさえ原因がわからないのに、催眠や精神分析を行うセラピストが、

これがあなたの無意識にあるトラウマです

と原因を作ってあげることがあります。

無意識ですから、クライエントには分かりません。
無意識ですから、クライエントはセラピストの言うことを否定することができません。
否定しようものなら、

あなたが分からないのは無理ありません。
だから「無意識」なのです。


と言われるのが関の山です。
とても独善的なものが多いのです。

私たちの記憶は正確なものではありませんし、
たとえ正確だと信じていたとしても、歪曲や忘却があったりします。
さらには、記憶を解釈することを記憶だと信じる傾向もあります。

よく考えたらわかると思いますが、
本当に幼少の頃の出来事が一直線に今の自分の行動を支配していると思うでしょうか。

もしそうならば、私たちの今の行動は幼少の頃に作り上げられているわけですから、
新たなどんな経験も効果はない、ということにはならないでしょうか。

私たちは日々たくさんの経験をしています。
その経験から学習しながら、今の自分の行動があるのです。

私たちの人生がそんなに単純なものではないことはすぐに分かるでしょう。
むしろ、今の行動を形成した原因はわからないことの方が多いのです。

また、育てられ方が悪い、というところに原因を持ってくると、
すでに成長してしまっているのに、育てられ方をやり直すことはできません。
親に対する憎しみも増すでしょうし、そもそもそれが本当の原因かどうかも分からないのです。
もし、育てられ方が原因だとしても、もし親が亡くなっていたとしたら、解決は不可能となってしまいます。
あるいは、年老いた現在の親に対して、

お前が悪いんだ

といったところで、どんな解決につながるのでしょうか。




これらが必ずしも原因とはなりえないことは、強制収容所に入れられていたとしても、
人類に貢献する人たちがいましたし、彼らのすべてが社会からの逸脱者になったわけでないことからも分かることでしょう。

その原因にこだわるより、どのようにすると解決するのか、解決に焦点を当てる方が、はるかに生産的なのです。




私たちV.d.s.は、人生をよりよく活き活きと生きるために

ブリーフセラピーの考え方を学びます。
ブリーフセラピーには、

行動の悪循環を生んでいる行動パターンを断ち切るもの
原因にこだわるより解決に向けて舵を切る


というものがあります。

つらいことがあると、思考や感情をコントロールしようとします。
しかし、思考や感情がコントロールできないことは、それをずっとやり続けていること事実から明らかなことでしょう。

人生のうち、あるいは自分の思考や感情のうち、「快楽」だけを選り好みして「不快」なものを避けることをやっているだけなのです。
そんなことをしても、「不快」なものは勝手にやってきますし、そもそも「快・不快」を決めているのは自分なのです。
不快から回避すると、対人、対社会のトラブルは増え、人生は硬直化し、範囲が狭くなり、決して活き活きとはできなくなるでしょう。

仕事で、特定の状況になると同じ失敗をやり続け、その度に上司が注意すると、その時は上手くいく入社30年目の人のようなものです。

同じことをやり続けているだけなのです。

こんな時は行動パターンを変えてしまうのです。

「不快」を避けないこと


です。

避けられないあらゆる体験を回避することなく、無条件に受け入れることなのです。
「快・不快」は自分が決めていることであって、自分とは独立して外の世界に「快・不快」はないことは、これまでのブログで繰り返し言ってきました。
自分が決めた「不快」を自分で避けることこそ、自作自演はないでしょう。

あらゆう思考や感情を受容し、その上でどうすれば解決できるだろうか、と解決方法を考えるのです。
過去についての「たら・れば」は何の慰めにもなりませんし、それは自分や他人を苦しめているだけなのです。
苦しいのが嫌だと言いながら、さらに自分を苦しめる必要がどこにあるのでしょうか。

もちろん、これらを身につけることはすぐにはできません。
これらは魔法ではないのです。
しかし身につけると人から見たら魔法のように見えます。
そして、きちんとエクササイズをこなしてゆくと誰でもできるものです。

本当に自分をよりよく変えて、活き活きと生きたいという強い気持ちが変化する自分を支えます。

同じことを繰り返して今のままにとどまるか、
一度しかない人生を活き活きと生きるか、


それは選択であり、今の自分こそがその選択の結果なのです。
そして、これからの選択もできます




自分を変えよう【自己変革のための生まれ変わりセミナー】
http://v-d-s.net/?page_id=17945


メンタルサロンでは、ブリーフセラピーやマインドフルネスについての簡単な技法の習得やそもそも悩む原因について話し合います。
さらには、3本目の柱である「霊気」についても希望があれば体験できます。
ここでの霊気は、癒しやヒーリング、スピリチュアルな一般に行われている西洋レイキというものではなく、臼井甕男氏が直接設立した「心身改善臼井霊気療法学会」の霊気です。
すべての霊気・レイキの元祖である霊気で、病気の改善に特化したものです。

みなさん、ぜひ参加してみてください。


◎メンタルサロンで行うこと

私たちはV.d.s.は、マインドフルネスをできるだけたやすく身につくようにさまざまな研究を重ねています。
さらに、マインドフルネスを中心に、行き詰まり、苦悩に打ちのめされた人たちが根本的に変化できるようさまざまな手法を開発しています。

メンタルサロンhttp://v-d-s.net/?page_id=17296)では、マインドフルネスが初体験で、何をどうやったらいいのかわからないという人にうってつけです。

楽しく、そして身につくものを提供しています。
ぜひ、興味がありましたら参加してみてください。

一緒に楽しみましょう。


■マインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想は、不安やうつなどの改善だけではなく、人生や仕事を豊かにするための大きな力となるものです。
仏教ヴィパッサナー瞑想から宗教色を取り除き、心理的技術として確立しました。

その有用性は、Google社やFacebook社が社内教育に取り入れるほどです。


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時間があれば、希望者に対して本当の霊気も体験してもらいます。
私たちの霊気についてはこちらを参考にしてください。

【病気のための霊気療法】
http://v-d-s.net/?page_id=15283


【7月メンタルサロン】
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詳細はこちらから → http://v-d-s.net/?page_id=17296

7/13 メンタルサロン 19時
7/17 メンタルサロン 16時


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【私たちについて】
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ここにしかないものがあります
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