自転車乗りの話 魔法を求めて一人芝居
よくもらうメールやセミナーをしていると必ずこう言う人がいます。
「言っていることはよく分かる。しかし、できないんだ」
皆さんに聞きますが、この人は何を言いたいのだと思いますか?
そうです。単に「できない」と言っているだけなのです。
「しかし」という言葉は「言っていることはよく分かる」を打ち消して「できない」を強調しているのです。
この場合、この人が本当に分かっているかどうかはどうでもいいのです。
それは枕詞のようなもので、意味がない言葉なのです。
「私はできない」
と堂々と宣言しているのです。
そして、できない理由づけがますます「できない」を強調します。
- 難しいから
- 忙しいから
- すぐにはできそうにないから
私たちはこのように理由づけを発明する名人なのです。
私は、そんな人に対していつもこう言うのです。
『それが正しいとして、ではあなたは何をしたいのですか 』
たぶん、そんな人は簡単にできて、努力を必要とせず、今すぐにでもできるものを望んでいるのでしょう。
こんなものはあり得ない魔法なのです。
魔法のような方法があると言う人はいますし、そんな本やセミナーはたくさんあったりしますが、それで不安や恐怖や厄介な思考をなくした人は見たことはないでしょう?
魔法なんて存在しないのです。
私が上に書いた質問をするとこんな答えが返ってきます。
「分からない。どうしていいか分からないから困っているんだ」
結局、このように行き詰まるのです。
頭に浮かぶさまざまな理由づけは、今の自分を維持するためです。
今の自分を維持しながら、今の自分を変えようとすると、苦しんだり、悩んだりします。
なぜなら矛盾しているからです。
そして、必ず行き詰まるのです。
自分を変えようと望みながら、変えることを拒む理由づけを信じているのです。
そして、絶対に行き詰まるのです。
行き詰まるからこそ、非現実的な魔法を追い求め、さらに時間を浪費するのです。
だから、現実に変わらない自分がずっと居続けているのです。
徒歩と自転車しかない世界で、自転車に乗りたいと思ったとします。
実際に、自転車に乗る人を見るからです。
自転車に乗ると、徒歩よりも格段に生活範囲が広がります。
荷物があっても楽に運べます。
徒歩より速く目的地に着きます。
自分の意志で、自分の行きたい遠いところに行くことができます。
しかし…
自転車に乗るためには乗ることができるようにならなければなりません。
自転車に乗る練習が最初に必要なのです。
練習しなければ乗ることはできません。
当たり前のことです。
自転車を買うことは、乗ることができることとは違います。
自転車の乗り方のテキストを暗記するまで読み込むことは、乗ることができることとは違います。
自転車に乗りたいと願うことは、乗ることができることとは違います。
どう考えても、自転車を買って、乗るための練習をしなければなりません。
練習には失敗が付きものですし、転んで怪我することも含みます。
それらが嫌なら自転車に乗ることはできません。
自転車に乗ることができるようになってすらも、転んで怪我したり、事故を起こしたり、事故に遭ったりするリスクは徒歩より多いのです。
それらが嫌なら自転車に乗ることはできません。
自転車も買わず、練習もせず、寝ている間にたちまちにしてある日、乗ることなんてできません。
リスクと不安なく、新しいことはできません。
自転車に乗る練習をするための時間や労力を惜しんでいたら、自転車に乗ることはできません。
そして、自転車乗りの練習は物理的に不可能なことではありません。
誰でもが今すぐにでもできることです。
気持ちを落ち着けないと練習ができないわけではありません。
何年も待たないと練習ができないわけではありません。
お分かりのことだと思いますが、「できない」ではなく、単に「しない」のを「できない」と自分に言い訳して「しないだけ」なのです。
「言っていることはよく分かる。しかし、できないんだ」
というのは、
「できないんだ」ではなく「しない」
と言っているのです。
自転車の話をすると、
「自転車に乗りたい。そうすればとても便利だから。しかし、自転車を買うお金も時間もなく、乗るための練習も嫌だ。だから、私は自転車に乗ることはできない。でも私は自転車に乗りたい。私はどうしたらいいんだ」
と全く同じことを言っているのです。
一人芝居をしているのです。
自分で望み、望んだことに対してしない理由づけをし、そして「しない」だけのに「できない」と一人で叫んでいるだけです。
こんなことをもう何年、何十年続けてきたのでしょう。
やりたいけどできない
分かるけどできない
こんな時には
- 自分の思考が自分を縛っていないか
- こんな思考を信じると、自分を豊かにしてくれるのか
- こんな思考は自分にとって役立つものなのか
- こんな思考を何年、何十年信じてきたのか
- 自分にできることは思考を信じることか、行動することか
を問いかけてみましょう。
そして、こんなことを繰り返して行き詰まるなら、そんな思考そのものを対象として自分を変えましょう。
今のままなら、自分で変わらないことを選択しているだけですから。
- 思考との関わりを変えるための技法
- 感情をアクセプタンス(完全受容)するための技法
- 思考・感情が行動を支配していないことを知る技法
- 人として生きるに値する価値の発見と、それに向かっていかに進むのかという技法
これらの方法は、これまで私たちが慣れ親しんできた「回避・コントロール」というものとは全く違います。
むしろ真逆の方法も含みます。
しかし安心してください。
これらは科学的な裏付けがきちんとある方法なのですから。
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