もしこんなことができたとしたら・・・その1
もし、思考や感情を幻想として取り扱うことができたら
もし、人として生きるに値する｢価値｣を見つけることができたなら
この二つを身につけたなら、私たちは一体、どんな人生や生活を歩むことになるのでしょうか。
- 決して思考や感情を無視したり、抑圧したりすることはしません。
- 無感動、無関心になる訳でもありません。
- 煩悩を消滅させて悟ったり、道徳に従って生きる訳でもありません。
むしろ、その逆です。
- 物事や出来事をありのまま眺め、そこから受け取る感動をそのまま味わうことができます。
- 今、ここのこの瞬間を楽しむことができます。
- 自分の思考が絶対的な事実ではないことを知るため、それにこだわることはなくなります。
- 人を大切に扱うことができます。
- 思考や感情に振り回される必要はなくなります。
- 「正しい(間違い)」の代わりに、その思考を持つことが役立つか役立たないか、そんな視点を持つことができます。
- 自分の人生を大切に生きることができます。
- 役立たない思考や感情を持っても、それを否定せず、こだわらず、それらすらも全部持ちながら、それらに影響されず、自分の｢価値｣を目指して歩いてゆけます。
「価値」とは何かについて、過去ブログに書いています。
心と人生の自由を取り戻す V.d.s. | 心理学を利用して苦しみを抜け出し、自分を変えることをサポートします
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結果的に
■対人関係や対社会関係が劇的に改善するでしょう。
■効果的にやりたいこと、つまり願望を実現することができるでしょう
■対人関係（社会、恋愛、家庭、集団など）が劇的に改善するでしょう
■能力的、精神的な向上があがるでしょう
■社会や人、自己に対する洞察が深まるでしょう
■生きる目的がはっきりと分かるでしょう
つまりは、思考や感情、苦悩に振り回されることなく、自分で設定した限界を外すため、物理的に不可能なこと以外、何でもできる人になります。
周りの状況がどうであろうと、自分の「価値」を目指して歩いて行けます。
｢価値｣は決して手に入りません。
しかし、生きてゆく方向を北極星のように、常に北を指し示すコンパスのようにあります。
それは絶望に打ちのめされて膝まづき、地面を見ていようとも「価値」は頭上に輝いています。
空が曇って「価値」が見えなくなっても変わらずに雲の上に常にあります。
思考や感情の幻想に迷い込み、道を見失ったとしても、
絶望の中、歩く気力がなくなったとしても、常に｢価値｣の方向は指し示めされています。
いったん見つけた「価値」は失われることはありません。
だから、私たちはあらゆる思考や感情を持ったまま、
見上げたらそこにある方向に、そしてコンパスを見たらそれが指し示す方向に歩くことができます。
なぜなら、思考や感情は自分の頭の中だけの幻想であることを知っているからです。
なぜなら、思考や感情は自分の行動を支配しないことを知っているからです。
なぜなら、思考や感情はその発生も内容もコントロールできないことを知っているからです。
なぜなら、どんな良い思考や感情、どんな悪い思考や感情も自分自身のものと知っているからです。
これまで私たちがやってきたことと全く違うやり方なのです。
これまでのやり方の延長ではありません。
人に裏切られたり、大切な人との別れがあったり、大切な人が亡くなったり、大病を患ったりなど人生にはさまざまな苦痛があります。
しかし、生きていたらこのようなものは望まなくてもやってきます。
望まなくてもやってくる苦痛を人生の客として立派にもてなしましょう。
一切を拒まないのです。
（次に続く）
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